なぜOPETSでは「瞬間英作文」「場面別英会話」の時期を分けるのか


皆さん、この世の中には

 

「外国語の勉強方法」を追求する学問(外国語教育学)

 

があるのをご存知ですか?

 

 

世界中の大学で研究されている学問の一つです。

 

ただ、歴史はまだ浅いです!この研究が始まったのは、大体1950年頃ですので、まだ70年位しか経っていません。

 

まぁでも70年も専門家たちが研究に研究を重ねているのだから、

だいぶ明らかになってきています。

 

もはや、「語学を身につけるプロセス」はブラックボックスではなくなってきているのです!!

 

確かに、

 

”There is no royal road for learning.”(学問に王道なし)

 

で、世界中の人が同じことを同じようにやれば同じように伸びる訳ではありません。

 

Sternという研究者(この業界ではすごい有名な人)がもう40年も前に

 

「外国語学習成功者は自分にあった学習方法を見つけ出す人だった」

 

という趣旨のことを言っていますし、

「唯一これが正解」、というものは残念ながら存在しないようです。

 

しかし、とはいえ、先人達の研究の結果、

 

成功者の勉強法には、共通点も多数存在する

 

ことも分かっています。

ここでは、「多くの外国語学習成功者が実践していた英語勉強法」を紹介させて頂きます。

 

 

ESLとEFLの違い

 

ESL(English as a Second Language) = 第二言語としての英語

EFL(English as a Foreign Language) = 外国語としての英語

 

この違いをご存じですか?

 

第二言語、というのはつまり「その国で2番目に話されている言語」という意味です。

例えば、フィリピンはタガログ語が母国語なので、フィリピン人は日常生活ではタガログ語を使用します。

しかしフィリピンでは英語も公用語となっているため、学校では英語を使い、テレビなども普通に英語が使用され、

英語をシャワーのように浴びて生活しています。

 

フィリピン人にとって、英語はものすごく身近な存在なのです。

 

このような環境を、「ESL環境」といいます。

 

 

一方、日本にとっての「英語」は、明らかに「外国語」です。

普通に生活をしていれば、英語を使う機会はほぼ皆無。街中で話されている言葉はもちろん、

通常の学校・会社で使われている言葉は日本語オンリーです。英語を話せなくても堂々と生きていけます。

 

このような環境を、「EFL環境」といいます。

 

 

ESL環境とEFL環境。

 

もちろんこの2つのどちらの環境下で英語を学習するかで、英語学習のアプローチは大きく異なります。

 

しかし、多くの日本人学習者は、この環境の違いをあまり深く考えず、

 

「ネイティブスピーカー」

「ESL環境で育った準ネイティブスピーカー」

「帰国子女」

「長年留学して英語を話せるようになった人」

 

に英語を習いたがります。

 

英会話学校も英語教材もビジネスですから、このような顧客のニーズに答えようとします。

 

「EFL環境での英語学習」から目をそらし、

 

・「聞き流すだけ」でしゃべれるようになる!アメリカ人の赤ちゃんと同じように!

・英会話は量が大事!安価に受講できるフィリピン人の先生と毎日英語で話そう!

・習うなら本物から!ウチは全員ネイティブスピーカーの先生です!

 

のようなESL環境とEFL環境の違いを無視した、「キャッチ―」な謳い文句が横行し、

それに踊らされてしまった英語学習者は、

スクールや教材を転々としてお金と時間を浪費してしまっているのが現状です。

 

 

EFL環境(ここでは特に日本)に焦点をあてたスピーキング学習

 

竹内理 著『より良い外国語学習法を求めて』という、素晴らしい学術書があるのですが、

その本の中では、ESL環境とEFL環境の違いに言及し、

“このような状況下で、筆者は、日本人の外国語学習成功者が実際にどのような方法・行動で学習をおこなっているのかを詳細に記述し、それをもとにして北米での研究結果との違いを比較し、議論する必要性を感じた” (77ページ)

 

として、

 

「日本人の英語学習者」

(しかも、「留学経験は1年以内」「12才以降に英語学習開始」などの条件をクリアした者)

だけを被験者とした実験を根拠に、「成功する英語学習法」を導き出しています。

 

その中で筆者は、

 

日本で英語を極めた人のほとんどが、

学習の初期段階で、

 

「流暢さ」 → 「正確さ」

 

で、片方ずつ集中的に勉強していたこと、

 

そしてなかなか英語をしゃべれるようにならなかったほとんどの学習者が、

「流暢さ」、もしくは「正確さ」どちらかか片方に集中する、という意識をもっていなかったこと

 

に言及し、

 

「流暢さ」と「正確さ」を同時に鍛えることは学習の初期段階においては極めて困難

 

片方をある程度のレベルまで(自動化の状態まで)高めた後、もう片方、とするのがよい

 

としています。(筆者はこのことを『注意資源の総量の限界(Capacity Limited)』と表現しています)

 

「流暢さ」から始めた学習者が多かった、ということがこの本に書かれてあったのですが、

確かに流暢さをまず鍛えると、コミュニケーションがスムーズに続くので、

「英語を好きな気持ちが持続しやすい」という点では流暢さから入った方がいいかもしれません。

 

しかし、特に大人になってしまうと、

「最初にちゃんと文法を理解したい」と考え、

「正確さ」から入った方が快適に学習が進む人も少なくないと思うので、

特に大人になってからの英会話は、私(斉藤)のように「正確さ」から入るのもいいと思います。

 

いずれにせよ、この「流暢さ」「正確さ」どちらから入るかは好みの問題で、正解はないでしょう。

ただ強く言わせてもらいたいのは、

 

学習初期の段階で同時進行は難しい

 

ということです。

 

ここからOPETSでは、

「正確さ」を鍛えるレッスンと、「流暢さ」を鍛えるレッスンの二本柱を、時期を分け集中的に身につけていく

ようなカリキュラムに仕上げました。

 

 

OPETSのレッスン① 「正確さ」を鍛える「瞬間英作文」レッスン

 

<大まかなレッスン手順>

 

① まず講師が日本語を読み上げ、当てられた生徒が素早く英語に直します。

② ヒントを出しつつ正解を導き、模範の英文を何度も音読してもらいます。(英文の解説もここでします)

③ 適宜英文の一部を変えて、反射的に正確な英文が「パッ」と出てくるように鍛えます。

④ これを1レッスン約20の例文で行います。

⑤ 次の週のレッスン冒頭で、前のレッスンで出てきた英文が素早く正確に出るようになっているか、

のチェックを行うので、学びっぱなしになりません。

 

これにより、英会話で使える正確な文法の例文、「英語をしゃべる基盤」が蓄積されていきます。

 

 

OPETSのレッスン② 「流暢さ」を鍛える「場面別英会話」レッスン

 

<大まかなレッスン手順>

 

① 毎回話す「テーマ」の導入となる「会話例」をロールプレイングします。

② 実際にその「テーマ」に沿った話題で、生徒同士で英会話します。

③ 話した内容を全体でシェアします。

④ その後表現などを学び、ほぼ同じ(だが少し発展した)状況設定でパートナーを交代して再び英会話、

その後内容を全体でシェアします。

⑤ 次の週のレッスン冒頭で、「会話例」を自分のものにインストールできているかの確認や、

前の週で扱ったテーマを各自パワーアップした形で「流暢に」披露してもらうので、学びっぱなしになりません。

 

これにより、流暢に話せるテーマが増えていきます。

なお、テーマは大学生が話したくなるような話題です。(流暢さレッスンは「しゃべりたい」感情の喚起が最重要!)

 

 

以上、「正確さ」と、「流暢さ」のレッスンを片方ずつ、時期を分けて習得していく、という、

巷の英会話スクールとは一線を画したカリキュラムとなっていますが、

OPETSではこのように、

外国語教育の研究結果を踏まえた、力がつくオリジナルカリキュラムを採用しています。

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